スポーツドリンクは無用
これからスポーツクラブに通うということで、運動中の水分補給はスポーツドリンクで…と考えている人もいると思いますが、ハッキリ言って必要ありません。必要ないというだけならまだしも、むしろ飲まないことをお勧めします。
運動して汗をかくと、水分だけでなく体内の栄養が失われます。それを補うためにスポーツドリンクがあるというわけですが、皆さんがスポーツクラブで有酸素運動をする程度では、それらはたいした量ではありません。よほど真夏の炎天下、サッカーの試合で45分走り続けたとか、そんな過酷な状況であれば即効で水分・栄養補給のできるスポーツドリンクが適していますが、その場合でも2倍に薄めたポカリスウェットなどが用いられます。
問題なのは、スポーツドリンクに含まれる糖分です。500mlのペットボトルだと、角砂糖7〜12個もの量が入ってます。せっかく有酸素運動をしたのにスポーツドリンクを飲んだら、よくて相殺、むしろマイナスなんてことにもなりかねません。人口甘味料を使い、砂糖を使っていないスポーツドリンクもありますが、それは本来のスポーツドリンクとしての目的を見失った勘違い商品であり、買うだけ無駄です。運動に必要な栄養は、スポーツドリンクなどで摂らなくても、普段の食事から十分得られています。十分得ているがために太ってしまい、スポーツクラブに通ったけれども、スポーツドリンクを飲んで、さらに栄養をとって太る…というのでは、本末転倒な話です。
では何がいいのかと言うことになりますが、お茶でいいと思います。水ならスポーツクラブに冷水機が置いてありますので。個人的には杜仲茶がお勧めです。味はハッキリ言っておいしくないと思いますが、麦茶やウーロン茶に比べて飽きにくく、またお茶にしてはカリウムが豊富なので、喉の乾きを満たすのに最適です。お茶の葉を入れっぱなしにしておいても苦くて飲めなくなることがないので、電気ケトルに水とお茶っ葉入れてコンセントに差しておけば、勝手に沸騰して勝手に冷めてくれます。お茶を沸かすのが面倒な人にお勧めの方法です。