スポーツクラブ(ジム)初心者向け情報

メタボリックが気になって、初めてスポーツクラブに通おうと思っている方へ、施設の上手な利用方法や友達の作り方、お得な情報などを提供します。

基礎代謝とは

私たち人間は、食事をして得たエネルギーを使って、普段生活をしています。エネルギーというより、カロリーと呼んだ方が、なじみがあるかもしれませんね。お店で売ってる多くの食べ物の袋には、その食品が何キロカロリーなのかが書いてあります。自分が一日に必要とする以上のカロリーを摂取すると、脂肪となって溜まるわけです。

そこで、自分が一日にだいたい何キロカロリー消費しているのかを知れば、食事の量をそれに合わせることができるわけです。

たまに「食事制限は絶対イヤ。食べ過ぎた分は、運動して消費する!」と言い張る人がいますが、これはかなり無理な話です。というのも、運動して消費できるカロリーなんて、たかが知れているからです。

実は私たちが一日のうちでもっとも多くカロリーを消費しているのは、無意識に行われている生命活動です。心臓を動かしたり、呼吸をしたりといった部分ですね。つまり寝ているだけでもかなりのカロリーを消費していることになります。通常、人間は24時間ずっと眠っていることはできませんが、仮に24時間眠っていたとして消費するカロリーの量を、基礎代謝量といいます。

15〜60歳の平均だと1日の基礎代謝量は、男性で約1,400キロカロリー、女性で約1,200キロカロリーです。もちろん個人差がありますが、女性は男性に比べて消費するカロリー量が少ないので、生まれもって男性より太りやすいと言えます。

また基礎代謝量は、年齢とともに減っていきます。同じ男性でも16歳だと1,500キロカロリーですが、60歳だと1,200キロカロリーしか消費しなくなります。この差は、ご飯茶碗大盛り一杯分のカロリー量に相当します。年齢に応じて食事の量を減らしていかないと、それだけで太ってしまうわけです。

歳をとると基礎代謝量が減る主な原因は、身長が伸びたりといった新陳代謝が行われなくなるからですが、それは細胞分裂の回数が減ることでもあり、怪我をすると治りが遅くなることにも関係しています。

スポーツクラブに入会すると、おそらく入会初日に体組織計を使って、インストラクターさんが自分の基礎代謝量を調べてくれます。