汗をかいても痩せない
出だしからいきなり反論されそうですが、人間は汗をかいても痩せません。
たしかに汗をかくと、体重は減ります。しかし水を飲むと元通りです。では水を飲むのを我慢するのか?それも無理な話です。
しかし現在、塩分を摂りすぎている人は、塩分を控えれば体重が若干減るでしょう。というのも、人間は体内の塩分濃度が高いと、無意識に水をたくさん飲んで薄めようとします。結果、体内に留まる水分量が増え、体重が増加するというわけです。
…と書くと、塩分をまったく摂らないようにしようとする極端な人が出てくるわけですが、やめて下さい。塩分も必要量は摂取しなくてはいけませんし、痩せるのも微々たる量です。
とりあえずここでは「汗をかいても人間は痩せない」ということだけ覚えて下さい。これが分かっていれば、無理してサウナに長時間入ったり、炎天下の下、ランニングをしたり、サウナスーツなど、いかにも暑苦しい格好をしてスポーツクラブに現れたり…なんてことはやらないはずです。また、暑くて出る汗と、運動して出る汗は種類が違います。特に、運動して出る汗の方を最近出してない世のお父さん達は、それが加齢臭の原因となっています。サウナや長風呂では解決しません。
“汗をかくと痩せる”のではなく、“痩せるために運動をしたら、自然と汗が流れた”というような認識に変えられたらOKです。